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芸術系MEMO。読書したり観劇したり創作したり撮影したり哲学したり。ネットの辺境を漂いながら考察する無駄のかたまり。

2025 . 07
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    人が好きですか?それとも嫌いですか?
    とても当たり前のことが書いてあるだけだけれど
    哲学者が書いているのでメンヘル本というより学術書の類。
    私なりに簡単に纏めておきましたので興味が沸いた方は著者の本をオススメします。




    人を嫌うということ

    人を好きになるというのは自然で非合理的なのは体験として知っていると思う。
    それと同様に、人を嫌うという感情も自然で恐ろしく理不尽だ。

    人間は人から嫌われたくない生き物だ。
    自分が嫌っている人からでさえも嫌われたくないと言う不平等な思いを抱いている。
    現代日本において「嫌う」という感情はタブー視されていて
    嫌われていないという自覚を持たないと無性に不安であり自己点検に余念がない。
    また嫌われていると自覚した瞬間パニック状態になる。


    嫌いの原因は、
    「反社会的なもの」「解消されなければならないもの」と了解されている
    その原因に罪=責任 を押しつけることによりその呪いから解放される。一種の復讐だ。

    嫌い原因のを探る時、その思考は自己正当化のプロセスを経ている。つまり

    ・嫌いという感情が発生
      ↓
    ・動機をマイナスの意味に転じて原因化(例 清廉潔白→馬鹿正直 と置き換える)
      ↓
    ・相手に罪をなするつける
      ↓
    ・その原因が自分に嫌いを引き起こしたと再構成する
      ↓
    ・人を嫌うという不快感から解放される
      ↓
    ・自己正当化が完了し、相手を嫌うのを当然と思える。

    自己催眠状態となり、原因は関係なく「嫌いだから嫌い」という状態を同じとなる。
    その原因は自己正当化プロセスを経ているので他人からの承認を求め
    更なる不安解消・自責の念からの解放と第三者への罪のなすりつけが行われる。


    「嫌い」の8つの原因

    1 相手が自分の期待に応えてくれないこと
    2 相手が現在あるいは自分の将来に危害(損失)を加える恐れがあること
    3 相手に対する嫉妬
    4 相手に対する軽蔑
    5 相手が自分を「軽蔑」している感じがすること
    6 相手が自分を「嫌っている」感じがすること
    7 相手に対する絶対的無関心
    8 相手に対する生理的・観念的な拒絶反応

    ほとんどの場合において1が基盤となり発展し8をもって完成となる。
    嫌いの原因を探ることは、自己反省・自己批判に繋がり人生に面白みが増す。




    自己嫌悪
    全ての自覚された他人嫌悪には自己嫌悪が纏わりついている。言い換えるなら
    自覚された自己嫌悪には無自覚な他人嫌悪が纏わりついている。

    タイプ1
    「身体的特性嫌悪」「性格特性嫌悪」という具体的特性に対する嫌悪は誰にでもあるが、それらが崩壊もしくは融合すると
    自分自身に対する「生理的・観念的な拒絶反応」となる。
    成熟するとそれらは「自己肯定」へと移行するがそう出来る人がすべてでは無い。
    原因1と同じく「自分自身が自分の期待に応えてくれない」ことにいら立つ。
    自我理想が極端に高い場合、自分が何をしても自分の成果に満足できないという状態になってしまう。
    親の期待を一身に受けて育った子に多く、期待に応えられなくなると自罰的になり自らを嫌い直観的に親を嫌う。それらを自覚した後も蓄積された「自分はダメだ」という価値観を変えることは難しい。

    タイプ2
    「人を嫌ってはならない」
    「他人を責めてはならない」
    「傷つけてはならない」 
    という絶対的価値観を親に因って植えつけられた子に多い。
    他人との対立自体を恐れ、他人と対立すると自分が悪いという自罰的な思想に流れる。

    タイプ3
    「人間嫌い」という形の自覚が限りなくゼロに近い自己嫌悪

    自己嫌悪には自己を防衛するために自己愛が纏わりついていもいる。
    自己防衛的自己愛とは
    他人を恐れて愛する事が出来ない人が、反射的に地球上で唯一安全な自分を愛すると言う痛々しい構図でありそういう自分に満足していない現状がある。
    つまり自分は傷つきたくないという感情が肥大化している状態である。



    結局、どう努力したところで、「嫌い」を抹消する事が出来ない。
    ひとを好きになるということ同様、ひとを嫌うことの理不尽な自然性を認識し向き合う必要がある。
    日常的な「嫌い」を認識し追求する事により
    日常におけるかなりに心痛から解放されるのではないだろうか?






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    手塚治のブッダ ~赤い砂漠よ!美しく~

    タダ券を貰ったので久しぶりのシネコン鑑賞。
    原作未読なのですが、投げっぱなしな壮大感と残酷感はまさに手塚治。
    他の作品じゃあり得ない冷静で残酷な救われなさすぎがある意味新鮮。
    全3部作の映画一作目らしく、シッダールタが出家をするシーンで終わってしまいビックリ!
    サブタイトル意味不明。実際はチャプラ編ですよね。
    駆け足過ぎる脚本で感情移入する間もなく別の場面がに移っていく。
    それなのに主題と遠そうな不要シーンも多い。
    宗教的に意味のある物を作るか、子供向けエンターテイメントとすべきか目的がはっきりしていておらず、結局戦いのみが描かれダラダラと抑揚のない詰らない作品となっている。
    手塚治としては、ブッタの幼少を語ることがおこがましいので
    チャプラという架空のキャラクターを通し時代背景を語り、
    キャラクターに共感し制度や世界に憤ることによって
    シッダールタの苦悩に繋がるようにしたと思われるのに映画では上手く繋がっていない。
    そのため正直どっちつかずでシッダルタの悩みもチャプラの悩みも両方とも全く見えてこない。カースト制度については軽く語られているがチャプラの行動動機に成り得ていない。
    仏教的に重要であろう、「天上天下唯我独尊」のシーンも「生老病死」の悩みもなんとなく流れていく。
    それらばシッダールタの出家前の最も重要な部分だし出家の動機だと思うのですが
    こんなに薄くて協賛する各宗教団体も納得するのだろうか?宗教教育ツールにすらならなそう。
    比較的有名な脚本家なのだが壮大な物語を纏めるのは酷だったのか?
    山なし、オチなし、観る価値なし。
    タッタって何者?手塚作品によく出る超自然的道化師?
    能力といいずっと子供のままなのが違和感ありなのだけどツッコミ不可?
    正直これは「ブッダ」の物語ではないと思う。

    スッドーダナ王(シッダールタの父)の観世清和の棒読みが酷いというか惨い。
    シッダールタ(青年期)のアンニョイ演技しか出来なすぎる吉岡秀隆に相変わらず失望。
    覇気が無さ過ぎるのは俳優として致命傷だと思うが
    せめてシッダールタの知性位は表現して欲しい。演技というより役者の雰囲気だけ過ぎ。
    ミゲーレ(シッダールタの恋人)の水樹奈々は悪くないがもいつもの演技すぎる。(ホントに声優?)
    ミゲーレの張付けシーンは皇と皇子の演技せいでシーン台無し。
    永井一郎は波平声であの顔が浮かんだ。こうなるともう俳優と同じで観ている方としては困る。
    吉永小百合のナレーションは聞き取りづらいので、重要な事が頭に入りません。
    X JAPANの起用が不明。タイアップとしても話題性も無く音楽的にも大して評価できない。
    俳優がイマイチでしたが、脇を固める声優陣は手堅い印象。
    主役であるチャプラの堺正人意外と良かった。


    時計を見ながら映画を見たのは久しぶりでタダでも辛い映画鑑賞となりました。
    褒めるべき所が本当に少ないのですが、
    猛烈な不快感と不消化感のせいで原作を読んでみようと思ったのが唯一の収穫かもしれません。




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    RED
    ブルース・ウィリスのアクション超大作(笑)
    実際は真面目なアクション映画ではなく狙って作ったB級コメディアクション映画。
    ブルース・ウィリスのアクション超大作なんて期待してる人はこの地球から撲滅されているし、本人を目つきからも大昔と違うのは一目瞭然なんだから違うアプローチで宣伝すればもう少し評価も変わっただろうに残念。毎度ながら洋画のマーケティングってセンス無いことが多いね。最近の 洋画<邦画 ブームは広報センスが原因だと思う。
    ブルース・ウィリス / モーガン・フリーマン / ジョン・マルコヴィッチ / ブライアン・コックス / ヘレン・ミレン らが演じる元スパイと
    メアリー=ルイーズ・パーカー / カール・アーバン
    ら活躍する現役(若手というにはキャリアも実力もある)の戦い?
    ブルース・ウィリスと演技派俳優を集めて楽しくB級映画を作りましょうというコンセプトに違いない。
    その演技派俳優達のセンスの良さとcuteさには脱帽。きめ笑顔が可愛いすぎて惚れてしまいそうだ。
    ヘレン・ミレンが白いドレスでブーツを穿いてマシンガンをぶっ放すのは文句なくカッコイイし、ブライアン・コックスとの愛も素敵。
    ジョン・マルコヴィッチはまさに怪演。
    メアリー=ルイーズ・パーカーとカール・アーバンも老犬に負けず演技力を披露する。
    演技派俳優に囲まれても主役然として見えるブルース・ウィリス演技はともかくスゴイ存在。
    モーガン・フリーマンが末期がん役とはいえ途中で囮になって死んでしまうのが残念。最後にひょっこり出てきて欲しかった。
    次回作の冒頭は核?この時期に不謹慎って言われちゃうわね。
    脚本より配役の妙と役者の演技を楽しむ映画化。
    演出としては大作に有りがちな雰囲気だけのシーンを殆ど使わずに軽いタッチで物語を成立させていて、どこか超大作に批判的にみえるのが個人的にはツボ。日本人映画俳優には出来ない演技だなあ。
    前半はテンポよく爽快で気軽、後半は少し物足りない。脚本にもう一捻りあっても良かったかも。


    シングルマン
    イケメンにモテモテなデザイナーのゲイジュツ作品。
    つまりファッショナブルなゲイPV。
    OPから男の裸体を舐めまわすように強制鑑賞。その後も終始男の体やパーツをじっくりねっとりと鑑賞させられる。正直お腹いっぱい。
    ゲイというマイノリティとして偽りの理由により発生した恐怖と闘うという
    彼の気持ちはマイノリティとして少しだけ共感出来るけれど、
    出演する女性の醜悪で嫌悪すら感じる描かれ方を見ると
    根本的に理解し合えないのだろうと思う。
    死者へのキスから始まり、死者からの優しいキスで終わる。
    それは救い?監督の願望?
    「死」へ向かう一日の計画は少しづつずれ、そして色づき輝いていくようにも見える。
    予定通り彼には「死」が訪れるわけだけれど予定とは違っていた。
    結局彼は何もしていないような……まあPVだしね。
    脚本とか物語演出とか意味とか深く考えないことにしよう。
    真性ナルシストである監督の物凄い美意識を感じるけれど映画として成功はしていないと思う。
    ところで拘りがありそうな監督にもゲイ役を任されるコリン・ファースって
    ゲイから見て魅力的なんでしょうね。本人もゲイなのかな~とチラリ思う。№1ゲイ役者ね。
    私には正直気持ち悪い映画でしたが、腐女子なら受け入れられるのかしら?





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    ヒックとドラゴン
    DWの子供向けアニメーション。短いので飽きず楽しめる。
    ドラゴンのデザインがポケモンにしか見えない罠。
    もしくはドラゴンクエスト(鳥山明デザイン)か。トゥースは猫っぽくて可愛い。
    CG技術はさすが!噂の飛行シーンなど映画館で見れば爽快だったのだろう。残念。
    炎や雲など自然物の質感は好きなのだけど相変わらず人の質感が好きになれない。
    色や動きからマリオネットのように感じてしまう。
    冒頭の戦闘シーンなど凝ったカメラワークやライティングのシーンが素敵。
    逆に全く凝っていない魅せ方も多々あり、その差が大きいのは個人のセンスの差なのだろうか?とても気になった。
    主人公とドラゴンの交流は丁寧に描かれるがヒロインや友人達はおざなり。
    ラスボス的ドラゴンを倒す理由や経緯も弱い。
    独裁者=悪 使役=善 というのは酷く乱暴な説明だ。
    そこが深く描かれれば子供向けから脱しただろうに残念。
    父との葛藤や交流もどこか中途半端でジェラード・バトラーの好演が浮く結果に。
    異端同士の交流、そして同じ傷を持ち共に助け合うというのは安易だけれど
    それでもあのラストで良かったと思う。
    やはり全体的に大人には若干物足りない。
    芯がなくまるでゆで過ぎたパスタのようで
    感情移入出来ないのはDWの製作方法の弊害なのだろうか。
    監督や脚本家の強烈な主張や存在感が見えるような作品の方が私は好きだ。


    ザ・ロード
    ある日突然訪れた終末。荒廃した世界。父親の物語。
    実際の被災地で撮影されたというリアルな灰色の映像は
    3.11の東北の被災者でなくとも今の日本人にはとても辛い。
    衣食住が一定レベルになければ心の火は消え人として生きられないのか?
    死に方を教えながらも死期を迎えて尚息子に生きろと言う父親。
    荒廃した世界の中で新たな命を与えること望まず
    己と息子の死を望む母親。
    男女の考え方の違いとはこんなにも根本的なものなのだろうか?
    ドラマチックなことは何も起こらず淡々とした世界の中
    憂鬱を通り越してどう生きればいいのかわからなくなる。
    きっと壮大なるコカ・コーラとジャックダニエルのCMに違いない。


    イングロリアス・バスターズ
    あらゆる意味でマニアックだし残虐だし長いし、
    ブラッド・ピットじゃなくてもいいし……
    タランティーノ作品は私には向かないのかも。
    カメラワーク等の映像は嫌いじゃないけれど
    わざとらしく食べ散らかしたような脚本は理解に苦しむ。
    クリストフ・ヴァルツのアカデミー助演男優賞受賞は納得。


    小説家を見つけたら
    間延び気味で少し退屈になった。
    老人と少年の友情と救済いうベタな内容なのだけれど、
    時代感とショーン・コネリーの雰囲気で成功している。
    淡々とした世界感にそぐわなくなるのかもしれないけれど
    隠遁した老作家を変えるほど主人公の文学センスを感じることが出来れば
    納得出来たのかも。
    マット・デイモンの無駄使い。





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    何故だか残念な気がするのは何故だろう?
    今更ですが猫好きです。

    IMGP1316


    猫好きの友人ズの為に猫専用写真置き場を微妙に復活させておきました。
    http://chubby.blog.shinobi.jp/

    写真置き場としてフォト蔵を使っているのですが
    月1G迄使用出来るにも関わらず
    現在使用しているアカウントが2つあるので管理が面倒になっています。
    色々な方に見て貰いつつ
    管理が容易に出来しかも安価で出来る方法は無いものだろうか?




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