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芸術系MEMO。読書したり観劇したり創作したり撮影したり哲学したり。ネットの辺境を漂いながら考察する無駄のかたまり。

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    読みたい本が無かったので家人に薦められたこの本を今更読んでみた。
    「旭山動物園」前園長の熱い講演を聴いたようなエネルギーに満ちていている。
    危機管理と育成を同時に行うのは当たり前だけれどは愛が無くては出来ないと思った。
    内容的には纏まっていないが、彼の信念が伝わる良い読みものだと思う。
    彼が去った旭山動物園の今後はどうなっていくのだろうか。


    4047100374「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト (角川oneテーマ21)
    小菅 正夫
    角川書店 2006-02

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    ・自分らしさを発揮できる環境はなにものにも替え難い→組織の活性化に繋がる

    ・アイデアにも熟成させる時間が必要だ。
     一度考えたアイデアを土台にしてそこに新しい考えを各自が持ち寄って
     再度練りなおす。(不遇の時代に)そういう作業が出来たのは意味のあることだ。

    ・飛びぬけたスターは要らない。

    ・放っておいてもガンガン新しいことをやっていくタイプもいれば
     なかなか新しいことを考えつかないタイプもいて
     近道を探すのは上手ではないけれど、少しづつ前進していくタイプもいる。
     組織と言うのは後者二つのタイプのような人が
     伸びて行く環境でなければならない。
     間違ってもそういう人がクサってやる気をなくすような事態は絶対に避けなければならない。

    ・生物は、戦って戦って居場所を決めるのではなく、自らあるようにある。
     それこそが自然なのだ。
     そのように自分の居場所を決めるのだ。
     空いた所ができたらそこに違う種が入っていく。
     そういうようにして生態的地位(ニッチ)は形成される。

    ・地球上に生きる生物の命はみな平等だ。
     命に優劣は無い。命は等しくかけがえのないものなのである。

    ・哺乳類は一般的に周りの関係性から自分を確立していく。
     つまり他者がいなければ自分はわからないのだ。
     同じ種の動物だけで生きていては「自分」というものがわからないのだ。
     「人間とは何か」に関する答えも、他の動物を見て
     「ああ、自分は人間なのだ」とわかり安心する。
     また、人から学習したり経験して学ばなければ出来ないことが多い。
     交尾の仕方、子育ての仕方も誰にも教わらずに行うことは出来ない。
     チンパンジーもやはり人間と同じで本能ではなく学習を通して、
     あるいは群れの中で様々なことを獲得していく。

    ・野生動物は皆そうなのだが、淡々と死んでいくのだ。
     あまり死ぬことを重大視していないかのように。
     息を引き取る時の目を見ても悟った様な目をしている。
     彼らは苦しくないかと言ったらけしてそんなんことは無い。
     解剖してみると神経系などは人間とまったく同じだからだ。
     だからメチャクチャ苦しいはずだ。だけど苦しいとは動物は言わない。
     痛さも辛さも全部飲み込んでしまうのだ。

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